お燗酒は「熱燗」「ぬる燗」「上燗」など、温度で呼び名か変わります。
テレビドラマの居酒屋のシーンで
「熱燗にして」
「はい、熱燗一丁!」
という会話を聞くことがあります。
「熱燗」=温めた、熱くした日本酒、という意味で使われているのでしょう。しか
し、日本酒は温める温度で呼び名がそれぞれ違います。
温めた日本酒は「燗酒」「お燗」と呼ぶのが正確なようです。
んー、なかなか難しい……。
そんなにこだわることなく、とりあえず温めた酒が飲みたいだけという人も多いと思いますが、まあ、そこはぐっとこらえて続きを読んでください。
■燗酒の呼び名と温度は、低い方から以下の通りです。
日向燗(ひなたかん) 30℃
人肌燗(ひとはだかん)35℃
ぬる燗(ぬるかん)40℃
上燗(じょうかん)45℃
熱燗(あつかん)50℃
飛び切り燗(とびきりかん)55~60℃
趣きある呼び名ですね。誰が名づけ親なんでしょうか。
日向燗は、冷が日向で少しだけ温まった感じ。
※日本酒で「冷(ひや)」とは常温のことです。冷酒とまぎらわしいですよね。
人肌燗は、体温に近い温度。でも居酒屋さんではあんまり聞くことのない呼び名かも
知れません。
ぬる燗は、よく聞きますね。私もなんとなく言っていました……。
■日本酒は温度で味や香りが変わります。
私がよく通っていた居酒屋さんは、お燗酒を美味しく飲ませてくれる店でした。お
願いすると一合を五勺に分けて、冷とお燗と分けて飲ませくれました。こうすると違
いがよく分かり、そのお酒を2度楽しめました。
店によっては「この酒は燗にはむいてませんよ」と断られることもあります。
まあ吟醸酒などの場合が多いです。
「燗にして飲んだことあるんですか?」と聞きたいところですが、気の弱い私は黙っ
て注文をやめます。その後はもちろん、その店からは足が遠のきます。
確かに燗より冷たい方が美味しい酒もありますが、
吟醸酒やにごり酒でも、お燗にすると味が変わり、新しい一面を見ること、味わえるこ
とがあります。これが楽しいんですがね。
■「燗あがり」という言葉が好きです。
お燗にすると美味くなることを「燗あがり」といいます。温度をあげることで酸度や
アミノ酸などに影響して味や香りに変化が起きるようです。
難しいことは分かりませんが、燗にすると味わいが変わることは確かです。杜氏さん
から「燗にしても壊れない酒を造っています」という、とても印象深い話を聞いたこ
とがあります。ということは壊れる酒もあるということですね。「燗さがり」の酒で
すかね。
いろんな酒を温度も変えながらお燗にして、自分にとっての「燗あがり」のお酒を見
つけるのが私のお燗酒の楽しみのひとつです。普通の居酒屋さんでは、なかなか難し
そうですね。
「熱燗ください!」
「50℃のお燗ですね。かしこまりました!」
なんてお店があれば、夜な夜な通ってしまいそうです。
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